この温泉宿は急傾斜地を背負うかたちで建つ既存棟と、人通りの多い道に面した増築棟から成る。増築棟は既存棟に対し地盤面が低い。そこで客室のある既存棟の3・4階に床レベルを合わせることによって1・2階の階高にゆとりをもたせた。そのゆとりは床に段差を設けることによって各部屋に高い天井と、変化ある空間をもたらした。 既存棟へとつながるエントランスホールは内外を連続させ、路地のような趣とした。 それによって大浴場・展望足湯・食事処といった諸室を内包するこの宿の迷路性をファサードに表出させている。
※TV朝日「旅の香り」 2008年2月3日放送 ※TV東京「いい旅夢気分」 2009年2月11日放送
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